2021-07-17
#6 鮎の甘露煮
「おぼろげレシピ」は、オーナカ家の味を両親にインタビューした...
「おぼろげレシピ」は、オーナカ家の味を両親にインタビューした備忘録です。要点だけ書いたもので、分量はざっくりです。
仕出しのお弁当にある炊き合わせ枠。小さい枠ですが、季節の野菜や生麩(春は桜、秋は紅葉)が入っています。夏になるとこの枠に寒天よせが入ります。オクラの緑、えびの赤がきれいで、お出汁の効いた寒天よせは、夏を感じる一品です。父に作り方を聞きました。
初めに、出汁をとる。水、昆布(25cmぐらい)を鍋に入れて、沸いたら鰹節(ひとつかみ)をいれて火を止める。表面の油をとる。
次に、オクラを下茹でする。ヘタとガクを面取り。塩で汚れをとる。下茹でしてぬめりをとる。ぬめりがあると、寒天が固まらないとのこと。
刻んだエビを下茹でする。この時、下茹でして刻んだオクラも一緒に茹でる。あと、カニ、しいたけの甘煮など。具は好きなものを入れたらよいとのこと。茹でた具はザルにあげて水気を切る。
棒寒天を水で戻す。絞って汚れもとる。使っていた寒天は「アルプス印イリイチ寒天」だったような、水色であんみつの写真が入っているパッケージ、おぼろげ…。
出汁800ccに対し、塩、うすくち醤油、酒、みりん少々(甘くならないように)。お吸い物の出汁より濃いめの味付け。火にかけ、沸いたら寒天をちぎって入れる。この時、煮たたせないように注意。寒天が溶けたら、こす。表面の泡をとる。
冷ましてから、具と混ぜて流し型に入れる。この時、刻んだ木の芽も入れる。寒天が固まったら、お好みの大きさに切って出来上がり。